人や自然とのふれあいが大切なワケ

『たくさんの友達に囲まれて、楽しく、健やかに育って欲しい!!』
『色々なことに興味を持って、自分の好きなことを見つけて欲しい!』
『思いやりのある、やさしい子に育って欲しい!!』
『努力できる子になって欲しい!!!』
などなど・・・、お子さんに対する思いはそれぞれで、挙げればキリがありませんよね。
お子さんの人生が豊かになって欲しいというのは、子どもを持つすべての親の願いです。
『親はなくとも子は育つ』という言葉もあり、周りの友達と遊びながら、子どもはたくさんのことを吸収して成長していきます。
しかし、だからと言って親は何もしなくても良いワケではありません!
子どもが成長する環境がとても大事で、その環境を整えてあげる必要があるのです。
最近の傾向も織り交ぜながら、『人や自然とのふれあいが大切なワケ』を考えてみましょう!
子どもが育つ環境の現状とは?
あなたのお子さんは、学校から帰ってきたら、何をしていますか?
何をするでもなく、ただぼーっとテレビを眺めていたり・・・
部屋でスマホやゲームに没頭していたり・・・
もしくは、お父さん、お母さんが今後の受験や習い事のためにと、
勉強や練習で、机やピアノの前なんかに
お子さんを張り付けにしたりしていませんか?
あるいは、まだ小さなうちからタブレットやスマホで遊ばせたり、
インターネットを思いのままに使わせて、
何一つ不便のない状態を作り出していませんか?
人としての性格や人格を形成するのは、幼年期である10歳ごろまでが最も大切で、「社会的な感受性期」とも言われています。
この時期にしっかりと感性を育ててあげないと、
周りの大人や友達とも表面的な付き合いしかできないようになり、
人間関係自体にストレスを感じるようになってしまいます。
その結果、子ども達は自ら人付き合いを避けるようになってしまいます。
今、インターネットやスマホは大変便利でなくてはならない存在となっていますが、
まだ小さなうちからこれらの「便利すぎるもの」に慣れ切ってしまうのはよくありません。
ちょっとした動作で思い通りの結果が得られるのが普通になると、
思った結果が得られなかったとき、挫折してしまったときに立ち直るのが難しくなってしまいます。
そうなると、「挑戦すること」自体を拒否してしまい、
困難や面倒が起こったときに対処できなくなってしまいます。
現に、高度経済成長以降の1980年代になってデジタルの波が押し寄せた後、
テレビやゲーム、パソコンなどなど、
家の中でも退屈せずに過ごせるアイテムを手に入れて
そのまま大人になった人の中には、
「食べ物の味がわからない」
「鶏肉は工場で生産されていると真剣に信じている」
「キャベツとレタスの違いが判らない」
という人も、実際にいるそうです。
たとえ知らなくても生きていける、ちょっとした事ではあるのですが、
「感受性」や「社会性」といった点では、ちょっと放っておけない問題ですよね。
それに、知らないより知っている方が、お子さんの人生が豊かになるに違いありません。
「センス・オブ・ワンダー」の重要性
「センス・オブ・ワンダー」というのを聞いたことがあるでしょうか?
これは、「自然などに対して、神秘さや不思議さに目を見はる感性」のことで、
アメリカの海洋生物学者で作家のレイチェル・カーソンによるエッセイの題名でもあります。
この著書の中には、次のような文面があります。
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。
子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。
(センス・オブ・ワンダーは)やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する解毒剤になるのです。
レイチェル・カーソンが幼い子どもたちと一緒に自然を探索した体験をもとに書いたこのエッセイの中には、
子ども達と自然の中へ出かけることで「センス・オブ・ワンダー」を育み、分かち合うことの大切さが書かれています。
レイチェル・カーソンが言うように、知識や知恵を生み出す種子を育むための、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、幼い子ども時代に耕す必要があります。
人としての性格や人格を形成するのは、幼年期である10歳ごろまでが最も大切だと、上でも述べさせていただきました。
この間に、子ども達は人への思いやりや自尊心、命の大切さを体感し、社会性や主体性を身につけていくのです。
出会う人たちの中にはどうしても合わない人がいたり、仲が良くても揉め事が起こることもあるでしょう。
喧嘩や、うまく行かないこともたくさん出てきますが、その中で他人とうまく折り合いをつけながら生きていかなくてはいけません。
どうすれば相手と寄り添えるのか、試行錯誤しながら周りの人たちとよい関係を築いていけるようになるのか。
その答えが、「『センス・オブ・ワンダー』を育むこと」なのではないでしょうか。
つまり、子ども達が放課後、のびのびと過ごせる場所をつくること、
自然や人とのふれあいの機会をできるだけ多くつくること です。
FunFunKidsでできること
子ども達の感受性を伸ばし、人としての性格や人格を形成するのは、幼年期である10歳ごろまでです。
ですが、もうお子さんが10歳を過ぎてしまっていても、まだ、大丈夫です。
時間はかかるかもしれませんが、立派な大人になるまではまだ時間があります。
10歳までに育みきれなかった「センス・オブ・ワンダー」を取り戻せるように、環境を整えてあげればいいのです。
中には、お子さんと一緒にどこかへ出かける時間が取れないという方もいるかもしれません。
経済的、社会的な問題から、今はどうしても両親共働きでお子さんとの時間を作れない方も多いです。
子どもがのびのび過ごせる環境を整えるといってもなかなか簡単にはいかず、
保育園や学童だけでは難しいところはあるだろうと思います。
FunFunKidsでは、自然豊かな環境で、たくさんの先生や同年代のお友達と一緒に過ごせる環境をご用意しています。
英語はもちろん、書道やダンスのレッスンも受けられ、毎月ごとに時期に応じたイベントや体験授業を通して、お子さんが「センス・オブ・ワンダー」を育み、のびのびと成長するお手伝いをしています。
送迎や休日のお預かり等、ご要望に沿ったご対応も可能です。まずは一度、個別説明会もしくは資料をご覧ください。